DTLA 静音化計画


 注意事項

ここには、メーカーの保証外となる改造行為について書かれた箇所が多数あります。ここに書かれた情報を参考にパワーアップを行う場合は、必ず自己責任において行ってください。万が一、破損、故障、事故等が起こりましても、当サイト管理人は一切責任を負いません。

IBM Feature Tool (2000.12.3)

IBMのHDD「DTLA」のアクセス音を静音化(無音化)するツール「IBM Feature Tool」がIBMからリリースされました。たしかに、「ぢりぢりぢり・・・」というアクセス音が気になっていたんですよね。ただ単に、シークと回転数を遅くしているだけでは?と、最初疑ってしまいますが、まぁ、音が小さくなるならば・・・・試してみる価値はありそうです。(追記:2001.2.2にバージョンが1.00から1.10にアップしました。ここの説明はVer1.00のものですので、Ver1.10については下記も参照のこと)

DTLAの対応モデル:
 Deskstar 75GXP(DTLA-307075/307060/307045/307030/307020/307015)
 Deskstar 40GV(DTLA-305040/305030/305020)

ただ、問題がありまして、セットアッププログラムが作成する起動ディスクのOSが「IBM DOS2000」なんですよね。AT互換機なら問題ないのですが、PC-9821では使えそうもない・・・
ですが、AT互換機を所有しているならば、以下の方法によってPC-9821でも静音化ツールの恩恵を受けられるようにすることができます(ただし、問題が起こっても責任はとれませんので、あしからず^^;)。

1. 以下のサイトからIBM Feature Tool(ibmftool.exe)をダウンロードする。
http://www.storage.ibm.com/techsup/hddtech/welcome.htm

2. ibmftool.exeをAT互換機で実行して起動ディスク(1.44MB FD)を作成する。

3. PC-9821のDTLAをPC-9821から取り外し、AT互換機に取り付ける。

4. 起動ディスクからAT互換機を起動する。自動的にIBM Feature Toolが立ち上がる。

5. 静音レベルを128(静音)から254(ノーマル)まで選べるので、適当なレベルに設定する。

6. IBM Feature Toolを終了し、AT互換機の電源を切る。

7. DTLAをAT互換機から取り外し、PC-9821に取り付ける。

8. PC-9821を起動して、効果のほどを確かめる。

で、実際試してみた感想です[実験機種:PC-9821Ra40、OS:Windows2000、HDD:DTLA-307030]。
静音レベルMAX(128)では、まさしく「無音」。ですが、懸念していたとおり、パフォーマンスが低下したようで、HDBENCHの結果がRead/Writeとも1万前後ほど低下しました(^^;
静音モードとノーマルモードとの境、静音モードの上限のレベル(191)にすると、「静音(ほぼ無音)」、かつパフォーマンスの低下ほとんどなし、という結果が得られました。
はっきり言って・・・かなりいいです。多少パフォーマンスが低下しても、アクセス音をなくしたい、って人にはオススメです。

サイトおよびReadmeの日本語訳(?) (2000.12.3)

え〜、上記URLにあるIBM Feature Toolに関する記述を日本語にしてみました。あまり自信はありませんが。また、日本語訳の間違い等による責任も当方ではとれませんので、できればご自分で解読にチャレンジしてください。

IBM Feature Tool (Vresion 1.00) - 1491KB New!
オート・アコースティック・マネージメント(AAM:自動音響管理?)機能をサポートしたATAハードディスクドライブ用のユーティリティ。
AAMをサポートした最初のIBMハードディスクドライブは、IBM DTLAモデル(Deskstar 40GVおよびDeskstar 75GXP)です。

このユーティリティは、ドライブセッティングを以下のように変更できるようにします:
 ・最低音響発出(?)セッティング(静音シークモード)、または
 ・最大パフォーマンスレベル(ノーマルシークモード)。


(Readme)
IBM Feature Tool
インストール方法

IBM Feature Toolセットアッププログラム(ibmftool.exe)は、IBM DOS2000およびIBM Feature Toolを含んでいます。セットアッププログラムの実行により、IBM Feature Toolを含むIBM DOS2000起動フロッピーディスクが作成されます。このフロッピーディスクを作成するためには、フォーマット済み1.44MBフロッピーディスクが必要です。

このユーティリティは、オート・アコースティック・マネージメント(AAM)機能をサポートしたIBM ATAハードディスクドライブとともに使用することを前提としたものです。この機能は、IBM DTLA(Deskstar 40GVおよびDeskstar 75GXP)およびこれより新しいIBM ATAハードディスクドライブで有効です。

最低音響発出(?)セッティング(静音シークモード)、または最大パフォーマンスレベルセッティング(ノーマルシークモード)を使用するためのドライブセッティングの変更に、このユーティリティを使うことができます。

IBM Feature Tool 起動フロッピーディスクの作成方法:

1. セットアッププログラム(ibmftool.exe)をパソコンのテンポラリーディレクトリにダウンロードします。
2. スタートをクリックし、ついで実行を選びます。
3. 参照ボタンをクリックし、ibmftool.exe セットアッププログラムの位置を指定します。
4. ファイル名をクリックし、ついで開くをクリックします。
5. OKをクリックしてibmftool.exe セットアッププログラムを実行します。
6. フロッピーディスクを要求されたら、フォーマット済み1.44MBフロッピーディスクを挿入します。

IBM Feature Tool (2001.2.10)

IBMのHDD「DTLA」のアクセス音を静音化(無音化)するツール「IBM Feature Tool」がバージョンアップしました。バージョンは1.10です。
主な変更点は、

1. BIOSの制限にあわせて容量を変更できるようになった。
  32GB or 8GBのみに変更可。対応機種不明。

2. Ultra DMA modeを切り替えることができるようになった。
  UDMA Mode 0 (ATA 16)、UDMA Mode 1 (ATA 25)、UDMA Mode 2 (ATA 33)、UDMA Mode 3 (ATA 48)、UDMA Mode 4 (ATA 66)、UDMA Mode 5 (ATA 100)のうち設定可能なmodeに切り替え。
  対応機種:DPTA (Deskstar 34GXP & 37GP)、DJSA (Travelstar 20GN, 30GT & 32GH)、および最新のIBM HDD
  (これは、もともとIBMATASW utilityとしてリリースされていたもののようです)

容量の変更についてはIBM以外のメーカのHDDでも可能かもしれないこと(ただし、IBMは保証していません・・・自己責任で)。

静音化ツールに変更があったかどうかは、試していないので不明。おそらく、Ver1.00と同様に扱うことができるのではないでしょうか(これまた自己責任でお願いします)。
詳しくは、取説(PDF)がありますのでそちらを参照してください(英語だけどね)。




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